一口に刺繍道具といっても、色んな物がありますよね。
針にしろ、ハサミにしろ、それぞれ様々なメーカーから沢山の種類が出ています。
これから少しづつ、私がオススメの刺繍道具のお話を書いて行けたらと思っています。
刺繍枠のこと
刺繍道具と言えば刺繍枠を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
中世ヨーロッパの絵画の中でも貴族の女性が丸い刺繍枠を持っている姿が描かれていたりしますよね。
この刺繍枠、実は色んな種類があるのです。
刺繍枠の種類
フープ型の他にも、大きな作品を作りやすい四角枠や、そのまま作品を飾れるフレームのような刺繍枠もあり、刺繍作品のサイズや種類によって選ぶ事ができます。
フープ型刺繍枠
刺繍枠と言えばこちらの形ではないでしょうか?
一般的に販売されているフープ型の刺繍枠は8cm径のものから50cm径のものまで、大小様々です。
また素材も木製のものとプラスチックなどの人工素材のものがあります。
そして、よく使用されるサイズは18cm〜8cm径のものだと思います。その中でも特に使い勝手が良いのは8cm径!
一見小さい様にも思うのですか、径が小さいので布もたるみにくく、『ポケットにワンポイント刺したい!』なんて言う時も丁度良いですし、少し大きい作品に細かな刺繍をするのにも便利で、小回りが効く感じがとても使い易いです。
刺繍枠に関しては『大は小を兼ねる』のではなく『小が大を兼ねる』のではないかと密かに思っています。
木製
木製の刺繍枠はよく手に馴染み、永く使いたい方にオススメです。
適度にしなるので、布をしっかり張ることができ、多少の事では壊れません。
刺繍枠はそれぞれメーカーによって金具の形も少しづつ違うので、締め易さなどお好みの物を探してみるのも良いかもしれません。
プラスチック製
プラスチック製はその軽さが魅力です。また、良くも悪くも木製の様なしなりがありません。
また、カラフルな物も多く、そのまま飾っても素敵です。
ただ、前述したようにしなりが無いためキッチリと締めると割れてしまったりすることも…。
ネジ式とワンタッチ式
刺繍枠によって布の張り方が違う場合もあります。
刺繍枠に付いているネジ金具をクルクル回して布の張り具合を調節するネジ式と、布を挟んでパチンとはめるだけのワンタッチ式です。
私のオススメは断然ネジ式です!
ワンタッチ式はしっかりと布をホールドさせるのが難しく、厚手の布では上手く張れない場合があります。
ネジ式は好みの張り具合を調節する事も出来ますし、何より張りやすいです。
ちなみにですが、布の種類によっては、しっかり張ってもすぐに弛んでしまう場合があります。
そんな時は刺繍枠に布テープを巻きつけるとよいですよ!(バイヤステープなどでも可)摩擦で布がズレにくくなります。
スクエア型刺繍枠
大きな作品を作るのであればスクエア型が便利です。
フープ型でも50cm径の物などありますが、布いっぱいに刺繍したいのであれば、やはりスクエア型がオススメです。
個人的には18cm径に収まらなければスクエア型かなぁと思っています。(布のサイズにも寄りますが…)
はめこみ式とスクロール式
ワンタッチ式はフープ型の様に四角の辺の部分に布をパチンと嵌め込みます。ワンタッチ式はプラスチックで分解して片付けられる物が多く、私が持っているのもこのタイプです。
スクロール式は上下にロール状に布を挟める様になっていて、文字通りスクロールする事ができます。スクロール式はとても憧れますが、場所を取るのが難点です。
スタンド付き刺繍枠
スタンド付き刺繍枠は両手が自由に使えるので長時間の作業にピッタリです。
実は私もまだ持っていないのですが…。
机に置くタイプの物、机の縁に挟んで固定する物、足で挟んで固定する物など様々です。
刺繍枠の事 まとめ
如何だったでしょうか?
様々な色、形、素材の刺繍枠。
見ているだけで、どんな作品を作ろうかとワクワクしてしまいます。
もし、初めて刺繍枠を買われるのであればフープ型の8cmをおすすめします。
そして、可能であればある程度しっかりした物をオススメします。
以前、ネットで10個で数百円という格安フープを買ったのですが、ネジがしっかり機能しない上にフープ自体も毳毳していて布を傷めてしまいました。安物買いの銭失いとはまさにこれ(涙)
プラスチック製の物の方が比較的安価なので、ちょっと刺繍試しにやってみたい!と言う方はプラスチック製のフープ型が良いかもしれません。
そこから更にあなたの刺繍の世界を広げていきましょう!